このブログを検索

2011年3月31日木曜日

原発事故・電力不足について思うことpart2

今日で地震から20日です
あっという間だったような、長かったような…

ただ、地震・津波の影響がここまでとは正直思いませんでした
死者・行方不明者あわせて3万人を超えているとのニュースを前に耳にしましたし…

特定の誰かが救出されたことが大きなニュースとして取り上げられ始めた時点で、
「それ以外では遺体しか見つからないから、これがニュースになるのか…」
と感じていましたが、それすらも厳しい状況になってしまったようです…

現地で頑張ってらっしゃる方々には本当に頭の下がる思いです



私はと言えば、ブログのタイトルになっているように東京近郊におりますゆえ、普段の生活に戻りつつあります
東京で地震の影響を一番実感するのは、皆さんご存じのとおり計画停電かと思います
まぁ原発止まれば仕方がないといえばそうなのですが…
これについては、前回の更新原発事故・電力不足について思うことで書いたのでそちらを読んで頂ければと思います

今回は、原発を物理的にも政治的にも作りにくくなってしまった日本において、「んじゃどうすんだべ」ってことを念頭に置いて書いていきたいと思います

前回、原子力発電の危険性をみんな知っているにもかかわらず稼働を続けざるを得なかった理由として、
火力で使う化石燃料については枯渇や温暖化が叫ばれ、水力のダムを気軽には作れず、自然エネルギーの実用化は実現性に欠ける…」
というようなことを書きました

でも、んなこと言ってられませんし、自然エネルギーでも利用価値がありそうなのを忘れてました


ここで私が推したいのは「太陽熱給湯器」です!!
田舎などのお家の屋根についているイメージがあるあれです

皆さんも夏のアスファルトの熱の半端なさはご存じでしょう(東京はヤバいっす…)
あれをお湯にできないのかな~と思ってる人は多いと思いますし、かなり昔から自然エネルギーの活用法としてはある技術です
冬でも40度弱のぬるめのお湯くらいなら作れるみたいです(メーカー製ならですが…)

メーカー製の安いやつなら10万前後から
自作でDIYでやっている人もいます
空き缶・ペットボトル・塩ビ管などで自作している人も多いみたいです




エネルギー削減の効果については…
下のグラフによれば、家庭部門の3割のエネルギーが給湯に費やされているそうです
実際にはお風呂はガスだきの家が多いと思うので、電気使用量を減らすことにすぐに繋がる訳ではありませんが、エネルギー使用を抑えるという観点からはこれはかなり重要でしょう
(最近では、「オール電化」も進んでますから重要性は増しているといっていいでしょうが)

先に紹介した自作系のHPの中で、お湯を沸かすために使っていた灯油が8分の1になった、と言っていた方もいたので効果抜群かと…
太陽光発電と比較すると4~5倍のエネルギー効率だそうです
太陽光の補助を復活させるなら、太陽熱の補助についてももっと充実させてもいいのじゃないかと感じてしまいます
太陽熱を熱のまま保持するというシンプルさがエントロピー的な観点からエネルギー効率の良さを生み出しているのでしょう
日本人お風呂好きですし、いいことだと思うんだけどな~



あとはガス会社と電力会社がこの分野に参画しないかなぁとも感じています
正直これをやられると両者はガス・電気が売れなくなって困ると思います
特に、ガスコンロと給湯のみに使われるケースが多いガス会社はそうかもしれません
しかしエネルギーを外国に依存しており、原発も動かせない以上、環境負荷とか置いといてもエネルギーの安定確保という観点から、太陽熱の方が数段優れているはずです
(特に雪の積もらない東京などの都市部では)

とはいっても、天気の悪い日もありますし、極端に寒い日もあるかもしれません
そういう意味では、給湯機としては太陽熱のみでは心許無いかもしれません
メインの給湯設備として太陽熱、サブの給湯機としてガスなりエコキュートなりを付属して売るという戦略を立てれば、利用者の利益にはなりますよね~

オール電化やらガスパッチョやらで、ガスと電気はお互いにつぶし合いをしてるんですから、リーサルウェポンとして太陽熱温水器は如何でしょう?
禁断の武器かも知れませんが…笑

インフラは公益事業(by東電社長)なんですから、そこらへんの対策もきちんとしてほしいものですね~


最後に
少々調べた結果、昔に太陽熱温水器の販売で詐欺的なことが起きたらしいということを知りました
そのことが、現在の影の薄さにつながっているのではないかという意見もありました
これは非常に残念なことです
技術自体は優れているのになぁ~
この技術が今後さらに広まり活用される事を祈るのみです

0 件のコメント:

コメントを投稿