開設したついでに投稿を一つ
私は大学の環境サークルに所属しています
んで、ここ一年くらい自分にとって最もホットな環境問題は水質汚染です
身近な水環境がきれいになると、みんな気持ちがいいと感じると思うんで、二酸化炭素減らすのよりはインセンティヴが付けやすいかな~などと思っとります
CO2の問題はグローバル過ぎて実態が見えにくいのに対して、水の問題はローカルな観点を入れやすいということでしょう(もちろん水問題もグローバルな性質を帯びることは多々ありますが・・・)
水質汚染といっても、水俣病・イタイイタイ病など金属的なもの(理系じゃないので厳密じゃないっす)によって引き起こされるものと、有機物による汚染(富栄養化的なもの)の二つがあるんじゃないか、と自分の乏しい知識から分類しています
前者は今の日本で起きるということはなかなか厳しいのではないかと思います
このような排水は個人レベルで出すものではないでしょうし、法律で産業排水への規制はしっかりなされているようですし・・・
となると、後者が問題です
有機物的なものに関しても、産業排水に関しては日本では法規制がしっかりしているようなので、家庭から出される生活排水がプレゼンスを持ってきます
生活排水のアウトレットとしては、台所・トイレ・風呂・洗濯といったところでしょうか
トイレから出される排泄物について、家庭で特別に処理するというのは困難でしょう
江戸時代なら肥やしにでもなったのかもしれませんが、時は平成ですからね笑
風呂については、残り湯で洗濯でもしといてください笑
あまり有効な活用法が思いつかないので・・・
残ったのは台所からの排水です
台所に煮物の汁を捨てたり、鍋にこびりついた油汚れを流したり、日常茶飯事ですね~
さっきまで料理の一部であったものが、どんどん捨てられます
勿体ないと思うと同時に、それらの「元」料理たちは水まで汚してくれるのです
余計な養分を入れられることで、水もメタボリック・シンドローム状態です
人がメタボをいかに解消するかと言えば、選択肢は「運動」と「小食化」の二つです
水に置き換えれば、「運動」とは、微生物などを通じて水中の有機物と酸素を反応させて酸化させることでしょう
水中に存在する酸素は限られるので、水における「運動」の効果は芳しくないのではと感じます(ひどいと赤潮とか起きちゃいますしね~)
水で言う「小食化」とは、水に養分を入れないことです(当然ですが・・・)
これは人の意識次第で効果が表れるように思います
では、「小食化」で台所に流せなくなった排水はどこにやったらいいのでしょうか?
この排水は「元」料理なのですから、毒ではありません
てか人間の栄養源に成り得た存在です(だから富栄養化をもたらすんですが・・・)
じゃあ、人間以外の生き物の栄養に回してあげてもいいんじゃないの?というのが私の行きついた結論です
(といっても、東京だったら下水はちゃんと処理されるし、日本全体でも約90%の排水は何らかの処理がなされるみたいなんで、直接的に水質汚染に繋がっているのか分からないんですけど・・・)
以上のような意識で、今自分がやっているのは、台所から出されるような排水たちの液体肥料化です(話の枕長い笑)
この液肥化にも、塩の問題など懸念すべき課題はあるのですが、just try it的な心持ちで実験を行っています
んで、やっとタイトルとかかわりますが・・・
液体肥料化するにも、単に排水を土に撒くだけではきちんと分解されるのかな~とおもったりしました
そこで、バクテリアによる発酵を利用して、有機物分解を促進しようと考えました!
ド文系の自分には知識がないので、google先生を駆使し調べた結果、
えひめAI
EM菌
の二つを見つけました
紹介しているホームページなどを見て、「なんか胡散臭い」という印象を正直言って持ちましたが(関係者の方々ごめんなさい;)、微生物が有機物の分解に力を持っているのは、浄水場で使われている等の事例を見ても明らかなので、とりあえず試してみることに・・・
元々コンポストとかやっていて土は割合肥えているため、この液肥&バクテリアの効果はよくわかりませんが、とりあえず実験を継続します
ではまた~
PS
えひめAI・EM菌を調べているときに思ったのですが、これを水に入れると水質が浄化されるってのは本当なんですかね?
米のとぎ汁とか砂糖とか入ってる汁だから、水の富栄養化を促進しそうな雰囲気を醸し出す一方、納豆菌・乳酸菌・酵母菌が有機物分解を促進するような気もする・・・分からない・・・
ただ一つ言えるのは、エネルギー保存の法則が排水の中でも機能しているということでしょうかね
酸化してエネルギーが放出される分は別ですが、水の中にある熱量は基本的には変わらない(酸素が水中には少ないため)
微生物を入れると、そのエネルギーがカオスな状態から凝縮されるようになるということでしょう
となると、その凝縮したエネルギーを取り除くことが必要になります
浄水場であればこの種のエネルギー除去はできますね~(多分)
てか、上手くバクテリアを使うシステムが構築できれば、下水管全体を下水処理場として使うことも夢ではないのでは・・・などと思ったり・・・
ただ、自然界の水環境において、エネルギー除去ってできるんですかね?
魚が食ったりするんかな・・・とか思いつつ、追伸おわり!!
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